ワードプレスの「プラグイン」とは
ワードプレスには「プラグイン」というものがあります。
ワードプレスのホームページを持たれている方は聞かれたことがあるかもしれません。
ワードプレスの「プラグイン」とはどのようなものなのかを分かりやすくご説明したいと思います。
ワードプレスの「プラグイン」とは
まずはワードプレスの公式サイトで「プラグイン」をどのように定義されているのかをみてみましょう。
プラグイン
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったプラグインを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
何やら分かり難いですね。
ワードプレスの本体はいろいろなカスタマイズをしやすくするために、極力シンプルな設計になっています。
「プラグイン」はこのシンプルなワードプレス本体に、ユーザーが欲しい機能を設置するものです。
スマートフォンにいろいろな機能を追加するためのアプリのようなイメージです。
この後でご紹介する「問い合わせフォーム」や「SEO対策」などの機能もプラグインを使うと簡単に設置できます。
ワードプレスの公式サイトには2020年5月7日現在で56,175個のプラグインがあります。
プラグインで実装できる機能
それでは、代表的なプラグインにはどのようなものがあるのかをご紹介したいと思います。
Contact Form 7
ワードプレスのサイトにお問合せフォームを実装するプラグインです。
自動返信メールを送ったり、問合せ送信後にサンクスページを表示させることもできます。
問合せフォームは、テキストでの記入以外に、ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンなど様々な形のフォームを作ることが出来ます。
All in One SEO Pack
All in One SEO Packは必要事項を入力するだけで、面倒なSEOの設定をおこなってくれるプラグインです。
入力する項目は少し専門的なものもあるので、初期設定は専門知識のある人に依頼されるのが良いと思います。
有料のオプションもありますが、基本的には無料で使える非常に人気のあるプラグインです。
MetaSlider
ホームページのトップページで、複数の画像がスライドしながら入れ替わるページを見たことがあると思います。
複数の画像を順番に表示させる機能を「スライダー」と言います。
MetaSliderは、ホームページの好きな場所にスライダーを設置するプラグインです。
プラグインの注意点
プラグインは非常に便利なものですが、いくつか注意しなければいけない点があります。
どのような点に注意しなければいけないのかを見てみましょう。
プラグインの相性
プラグインはそれぞれ単独で開発されています。
AというプラグインとBというプラグインは別々の人が開発していますので、同じワードプレスのサイト内でAとBがどちらもうまく動作するかは分かりません。
実際にAとBを両方入れることで、ホームページの一部の機能が使えなくなったりすることもあります。
またテーマと相性が悪いプラグインもあります。(テーマは『ワードプレスの「テーマ」とは』で詳しくご説明しています)
例えば、デザインが崩れて表示されたり、一部の画像が表示されなくなるような不具合が発生する場合があります。
プラグインのバージョン
ワードプレスには3.1.1や5.0.2のようなバージョンがあります。
バージョンとは「版」や「型」のような意味です。
ワードプレスは無料のシステムですが、プログラムの細かな不具合(バグ)の修正、セキュリティ面の向上、新しい機能の追加といったバージョンアップが常に行われます。
このワードプレス本体のバージョンアップにあわせてプラグインもバージョンアップが必要になります。
ただし、迂闊にプラグインをバージョンアップしてしまうと、トラブルが発生する場合があります。
最悪の場合「サイトに重大なエラーがありました」と表示されて、ホームページが見られなくなり、管理画面にもログインできなくなってしまう可能性があります。
こうなると専門家でなければ修復ができませんので、プラグインのバージョンアップには十分な注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワードプレスのプラグインというものが非常に便利なものだということをご理解いただけたのではないかと思います。
ただ、プラグインの注意点でもご説明しましたように、プラグイン同士の相性やプラグインとワードプレスのバージョンアップによる不具合などが起こる可能性もあります。
不具合が起こってしまった場合は専門知識がなければ解決できない場合もありますので、その時は専門家に相談されることをお勧めします。